のんびり英語学習録

創作の幅を広げるための英語勉強、の記録

United to you(7)【成年2】 ~This is Amane and she is my fiancee.

【注意】

これは拙い英語力の私が、機械翻訳を使いながら頑張って翻訳したものです。
間違っていたらごめんなさい。


割と最初の方から感じていたが、
英文中で名前だけ日本語なのは、下の日本語訳とごっちゃになって、読みにくい気がする。
英文は英語、訳文は日本語と、きちんと分けた方が良さそうだ。

……次の作品からそうしよう。

このシーンは訳が極めて難しくて、全然進まなかった。
あまりに言葉足らず過ぎな気がする。
もし全編がこんな感じだったら、とっくに翻訳を投げ出していただろう。

 


【状況】

ナツキとノゾミ、及び二人の息子ホープ
それから、もう作中でのセリフは無いが、ミサ。
そして、ミサの娘アマネ。

あれから十年以上が経つ様だが、
5人はどうやら、今でも良い関係を続けている様である。

(ミサの夫は出て来ない。
 髪色の話題がちらと出てくるので、アマネは実子だと思うから、夫はいると思うのだけれど)

それに加え、ナツキとノゾミそれぞれの父親もまだ健在で、
子や孫達の幸せな日常を、暖かく見守ってくれている様だ。

――さて、今日はホープがアマネを家に連れてきた様だが、
しかし二人の様子が、どこかそれまで違っていて……。

 

【室内の散策】

前シーンと同様、それまでの経過を感じさせるものが会話の中に無いので、
室内についても描写・翻訳していく。

 


[化粧台]
A dresser where we put on makeup,
when we use it the most is when we go on a date
(私達がお化粧をするドレッサー。デートの時に良く使う)

※「use it the most
 ……「使う頻度が最も高い」といった意味になる様だが、……。
 化粧台って毎日使うものだろうから、もっと違うニュアンスもあると思うが、良い訳は思いつかなかった。
 ところで、二人で並んでお化粧をするのだろうか?

 

[本棚1]
Our favorite science fiction and romance books,
every night we read together in bed before going to sleep
(私達のお気に入りのSFとロマンスの本。毎晩、寝る前にベッドで一緒に読んでいる)

※大学2シーンでも同じジャンルの本が登場している。
 昔から好きらしい。

 

[ドレス]
My favorite dress,
Nozomi gave it to me for one of our anniversaries.
(私のお気に入りのドレス。ノゾミが記念日にプレゼントしてくれた)

※「one of our anniversaries」
 ……私達の記念日の一つ、ではなく、機械翻訳だと単に「記念日」と訳している。
 

 


[本棚2]
Science books that our son usually consults to study,
he wants to be a scientist.
(息子が普段勉強に使っている科学の本。息子は科学者を目指している様だ)

※「consults」
 ……相談する、意見を聞く、助言を求める、診察してもらう。
 ここでは、「教材にする」みたいな意味合いで使われているが、調べた感じだと他に例が無い。
※息子は科学者を目指している、と断言する方が正しい気もするが。

 

 


[日記]
Our son's diary,naturally I'm not going to read it.
(息子の日記だ。当然、勝手に読むつもりはない)

※「naturally」
 ……当然、勿論、本来、自然に。
※そのままの訳文だと素っ気無い気がしたので、ここでは「勝手に」を足した。

 

[熊]
Our son's favorite teddy bear when he was a child.
(息子が子供の頃に好きだったテディベア)
    
He doesn't want it anymore,
but it has so much sentimental value to us that we couldn't throw it away,
so we decided to leave it here.
(もう息子はこの子を必要とする様な歳では無いが、
思い入れが強かったので捨てられず、ここに置いてあげる事にした)

※「sentimental value
 ……愛着がある、思い入れが強い、思い出があるもの。
※「throw it away」
 ……それを捨てる。
※感傷的な文なので、感傷的な訳にしてみた。

 

 


[帽子]
A hat that was part of a costume that our son wore to a costume party one day.
(この帽子は、ある日の仮装パーティーで息子が着た衣装の一部である)

※「part of a costume」
 ……衣装の一部。
※より日本語らしい文にする為、主語を前の方に持ってきた。

Unfortunately,we lost the rest of the suit.
(残念な事に、帽子以外は失くしてしまった)

 

[本棚3]
Science fiction and romance books by Nozomi and I that don't fit on our bookshelf and also some books that our son's girlfriend has lent him.
(上の本棚に入り切らなかった私とノゾミのSF・ロマンスの本と、それから息子が恋人から借りた本が何冊かある)

※ナツキ達が持つ本の多さと、息子と恋人の関係が伺える一文。
 全員揃って本が好きらしい。

 

[クロゼット2]
A closet where we keep pajamas for guests.
(お客さん用のパジャマをしまっているクロゼット)

 

[ベッド]
A bed for guests,mainly my father and Misa.
(お客さん用のベッド。大抵は父とミサが使っている)

※姿は見えないが、父とミサの存在をきちんと感じられる大切な一文。
 だが、ちょっと英文後半が「主に父とミサ」だけで、言葉足らずな気も。

 

[科学本]
The current science book our son is reading,sometimes he prefers to study here instead of in his room.
(今、息子の読んでいる科学の本だ。息子は時々、自分の部屋ではなくここで勉強をしたがる事がある。    

※「instead of ~」
 ……~の代わりに、それよりむしろ、そうしないで、それどころか。

 

 

ホープ&アマネとの会話】

[ホープ]
Moms……
You already know each other,but let me formally introduce her to you.
(母さんにママ……。
もうお互いに良く知った仲だけど、改めて彼女を紹介させてくれないかな)

※「mums」……お母さん達か。聞いたことが無い言葉だ。
 同性カップルの子は親をどう呼ぶのか、軽ーく調べた。
 で、ここでは便宜上、ナツキとノゾミの親の呼び方に倣い、ナツキをお母さん、ノゾミをママとした。
 で、早いうちにその呼び分けを示す為、最初の訳文で早速使った。

[ホープ]
This is Amane and she is my fiancee.
(この子はアマネ。僕の婚約者だよ)

[アマネ]
Please give me your son's hand!
(お願いします、息子さんをわたくしに下さいッ!)


[ノゾミ]
W……wow,I don't know what to say.
(わお……こういう時、何て言ったら良いのかしらね)

※「wow」
 ……わあ、うわぁ、驚きや感動全般。

[ナツキ]
Me……neither…….
(そ、そうね……)

※「me neither」
 ……私も。
 誰かが発言した事への同意。

 

[ホープ]
I ask you too!
Please give us your blessing to get married!
(僕からも言わせてもらうよ! お願いだよ、母さん達。どうか僕達の結婚を認めて欲しいんだ!)
※以前は、blessingを「祝福」と訳したが、
 ここのセリフは「承認」の意味にしないと、各人の言葉が噛み合わず、散らかった印象になると思った。

[ノゾミ]
it seems like it was not long ago when we talked to our respective parents,right?
(――つい最近の事よね。わたし達とお互いのパパ達とで、息子達の今後について話したのは)

※「respective」
 ……それぞれの、めいめいの、各自の、個別の。
※「respective parents」が誰を差すのか分からない。
 自分達をwe、ミサは後に名指ししているので、それ以外の役者はお互いの父親しかいないと思い、
 ナツキとノゾミの父親の事ではないか、と判断した。
 それと、「何の話をしたのか」の説明が無いのだけれども、
 このセリフ以外ではその点に言及していないので、無理矢理に足した。

[ナツキ]
Yeah!
(そうね!)

[ノゾミ]
Of course we give you our blessing.
(勿論みんな、あなた達が幸せな関係を築ける事を願っているわ)

※先のセリフと関連をもたせ、話の内容に無理やり言及する感じにして、
 会話全体の違和感を薄めたつもり。

[ナツキ]
Have you already asked for her blessing at Misa?
(もうミサは祝福してくれたの?)

[ホープ]
Yes,mother,we have just come from your house.
(うん、母さん。僕達はちょうど、アマネの家から来たところなんだ)

※「your house」ってどこだ。ナツキの実家か? なんでそこにミサがいるんだ。
 良く分からないのが、ここは多分、ミサの家=アマネの家から来た、って事ではないだろうか。
 会話の中で出てきた第三者を、herではなくyour で表現する事もあるのかも知れない。
 ……或いは、単なる誤字かも知れんが。

 

[ノゾミ]
Now you have your own treasure to look after,Hope,
and soon that treasure will double ,
so make sure you look after them well.
(それなら今あなたは、守り抜くべき大切な宝物を得たという事ね、ホープ
そして間もなくアマネとの間に、あなたはもう一つの宝物を得ることでしょうね。
どちらもきちんと守り抜かないとダメよ)

※もう少し会話のキャッチボールをして欲しい。
 前のセリフに対するレスをしてから、次のセリフを口にしてくれないと、何だか変な感じがする。
 これも、英語と日本語の違いなのだろうか。
 なお、「宝物」という呼称に特別な印象を受けたので、
 それを維持しつつも、もう少しわかりやすい表現を心がけてみた。

[ナツキ]
And you,Amane,
will now take away the most valuable treasure the two of us have,
so please take good care of it.
(それじゃあ私からは、アマネちゃんに。
あなたは今、私達二人から、掛け替えのない宝物を持ち去ってしまうのよ。
だから、お願いよ。私達が、これで良かったんだって思えるくらいに、息子を幸せにしてあげてね)

※「take away」
 ……取り除く、持ち去る、連れ去る。
※「look after」と「take care」
 ……妙に使用頻度が高い言葉である。
 どちらも「世話をする、面倒を見る」程度の認識だったが、もう少し愛情深い意味も持っていそうだ。
※ここのセリフは、
 (ノゾミのセリフを受けて)それなら私は、――という風にして、会話の流れを感じられる様にした。
 あと、比喩オンリーだとやはり良く分からないので、具体的な表現も加えた。
 しかし……英語の世界は、比喩オンリーでも十分に通じるのかも知れない。慣れだろうか。

[アマネ]
Thank……thank you very much……”sniff”
I'm sorry……I promised myself I wouldn't cry……but……
(ありがとう……ございます……本当に……ぐすっ……。
すみません……わたくし、泣かないって決めてましたのに……つい……)

※「sniff」
 ……「匂いを嗅ぐ」、または「鼻をすする」、更に「盗聴する」という意味も。
 鼻をすする意味で使う時は、泣いている時、馬鹿にする時など、色々な場面で使える様だ。
 しかし、この後も何回か出てくるので、どう訳せば良いのか悩ましい。

 

[ホープ]
Thank you very much,moms.
(本当にありがとう。母さん、ママ)
※眼の前に二人が揃っているから、母さん、ママ、と無理に呼び分ける必要はなさそうだが、
 後で別々に呼ぶシーンがあるので、ここで何回か呼んでおかないと、唐突感が出てしまう。

[ホープ]
Despite not being blood of your blood,you took care of me as if I were.
(僕は二人の血を引いていないのに、まるで本当の子供みたいに大切に育ててくれたよね)

※「not being」
 ……実在しない。
 ここでは、not being blood of your bloodで、「あなたの血を引いていない」的な意味になる様だ。

[ホープ]
Having two mothers instead of father and mother caused me problems with others in elementary school and high school
(僕には父さんがいなくてお母さんが二人だったから、小学校でも高校でも、それは変だってみんなから虐められたよ)

※「cause a problem」
 ……問題を引き起こす、問題の原因となる。
 problemを「虐め」と訳すのは、次のセリフから。
 変、と加えたのは、次の次のセリフにつなげる為。

[ホープ]
It was a very hard time,but you were by my side at all times,
giving me support and  fighting against the school to put an end to shit bullying.
(とても辛かったけれど、でも母さん達はいつも側にいて、僕を支えてくれた。
それだけじゃなく、学校で僕の為に戦って、酷い虐めを終わらせてくれた)

※「fighting against」
 ……~と戦う。
※「to put an end to」
 ……終止符を打つ。

[ホープ]
I never hated you for a second for being the way you are because I love the way you are.
(僕は、母さん達が変だとか嫌いだとか思った事は、一度もないよ。だって、ありのままの母さん達が大好きだから)

※「the way you are」
 ……そのままのあなた。
※このセリフは、「ありのままのあなた」という改まった言葉で、
 唐突に二人が同性愛者である事に言及する感じのセリフだったので、
 2つ前のセリフと関連を持たせ、自然に聞こえる様にした……つもり。

[ホープ]
I couldn't have asked for a better family than you two.
(僕にとって母さんもママも、最高の家族なんだ)
※「couldn't ask for a better ~」
 ……より素晴らしい~は望めない、~より良い物はない。

[ホープ]
I love you both with all my heart.
(二人とも、心から愛しているよ)

[ノゾミ]
Owww……
Now we are going to be the ones who are going to cry……
(うう~……そんな事を言われたら、今度はわたし達が泣いちゃうじゃないの)

※「going to be the ones」
 ……~の一人になる。

[ナツキ]
We love you too.
(私達だって、ホープの事を愛しているんだからね)

[ノゾミ]
you are the fruit of our love and now you have your own love.
(そうよ、あなたは私達の愛しい子よ。
でも今は、そんなあなたも、あなた自身の愛を持っているのね)

※「fruit of our love」
 ……愛の結晶。
※このセリフはどんなニュアンスの言葉にするのか、悩ましい。

[ナツキ]
Have you already decided where you are going to live?
(もうどこに住むのか、決めたかしら?)

[アマネ]
Actually……
we wanted to talk to you about it.
(実は、その事なのですが……。
お義母様方に、伝えたいと思っていた事がございまして)

[ホープ]
We want to live here.
(僕達、ここに住みたいと思っているんだ)

[ノゾミ]
with……us?
(ここに……わたし達と一緒に?)

[ナツキ]
But……
(それは……)

[ホープ]
No,not with you.
(いや、違うよ)

We want to move into the mansion we bought for you.
(母さん達には、僕達が買ったマンションに引っ越して貰おうと思っているんだ)    

[二人]
What!?
(何ですって!?)    

[アマネ]
Half of the money has been put up by your father,Mrs.Nozomi,the rest we have saved.
(ノゾミ様。それにはわたくし達が貯めたお金を用いましたが、実は半分なのです。
もう半分のお金は、ノゾミ様のお父様が出して下さったものですわ)

※唐突にノゾミの父の存在が出てきたので、
 一応、後のセリフにもそれを補足する内容があるが、
 「ノゾミの父もこの事を承知していて、娘の幸せを願ってお金を投じた」
 というニュアンスが、ここでも伝わる様な感じにした。

[ノゾミ]
But……we can't……accept something like that.
(そんな、でも……受けられないわよ、そんな申し出は……)    

[ナツキ]
We already have our own house,you should live in that one
(私達にはもう家があるのだから、あなた達がその家に住むべきよ)    

[アマネ]
This is a gift that your father,my mother and we have been talking about for a while,
and we don't want to live in such a big house.
(それはノゾミ様のお父様からの贈り物ですわ。
お母様とわたくし達で、お話しましたの。わたくしとホープにはそこまで大きな家は必要ない、と)    

[ホープ
Please accept,it would mean the world to us.
(僕達全員が、二人の事をどれだけ大切に思っているのか――
それを示す、特別な意味が篭もったプレゼントなんだよ?)

※「it would mean the world to us」
 ……何者にも代えられない意味がある。
※最大の恩返し、的な意味合いだろうか。
 そのままの訳だと、少し漠然としていたので、具体的な表現にしてみた。
 で、ちょっと英文に対して訳文が長すぎしまったので、
 Please acceptの意味合いを、最後の疑問符に込めたつもり。

[ノゾミ]
Thank you so much.
(……嬉しいわ……本当に)    

[ナツキ]
We gladly accept.
(ありがとう、喜んで受け取るわ)    

 

 

 

 

 

 

 

そして、今パートの最後のシーンは、
三人の孫を挟み、家族全員で和やかな時間を過ごすというもの。

ここで終わっても良さそうな雰囲気だが、まだ物語は続く。

 

――人生最後の日まで。